最近、人気があるシャワーヘッドとして巷でも話題になっているのがウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドです。顔に書かれた油性マジックをシャワーだけで落としてしまうというインパクトのあるCMで知っているという人も多いはずです。
ウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドはいまや複数のメーカーから販売されるようになって飛ぶように売れています。
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドが人気の理由は驚異の洗浄力と言われていて、直径1マイクロメートル未満の微細な泡が毛穴の奥まで浸透して通常のシャワーヘッドでのシャワーでは落とし切れない汚れを落としてくれてニキビケアや体臭まで予防してくれると評判です。さらに、気泡が体の深部まで到達することで体が芯から温まったり、ウルトラファインバブルのシャワーで洗ったお風呂場は汚れにくいなどと言われています。
浴びるだけで汚れを落とせるなどの効果があることで注目を集める製品が、ウルトラファインバブル技術を搭載したシャワーヘッド。そんなウルトラファインバブルが使えるシャワーヘッドにデメリットはないか、簡単に説明していきます。
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドの機能面でのデメリット
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドはいいことづくめでメリットしかない感じですが、どんな商品にもメリットがあればデメリットもあります。実際にどんなデメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
洗浄力がたかいゆえに肌が乾燥してしまうことがある
ウルトラファインバブルの魅力は何といっても高い洗浄力がありながらも肌に優しいことです。微細な泡なので、通常のシャワーより肌への負担が少ないのに肌の奥まで浸透して汚れを落としてくれます。
一方、汚れを落としすぎてしまうことで肌が乾燥しやすい人やゴシゴシと石鹼で洗っている人は余計に肌が乾燥しやすくなってしまう可能性があります。
ウルトラファインバブルは、泡が弾ける時に起きる衝撃で、汚れを剥がし落としていく技術です。シャワーヘッドを使いウルトラファインバブルを浴びた場合、とても小さな泡が毛穴の奥まで入り込み、そこにある汚れを落としていくことになります。ただ、毛穴の奥で小さな泡が弾けて衝撃を起こすという、慣れない感覚に驚かされることは少なくありません。人によっては、その刺激で皮膚がピリピリしてしまうと感じてしまうことがあります。
泡による衝撃による刺激のため、皮膚などに悪い影響を与える心配はありませんが、ピリピリ感が苦手と感じてしまう人は少なくありません。
強い水圧でシャワーを浴びる爽快感がなくなる
シャワーをあびるとき、強い水圧で一気にあびると爽快に感じます。ところが、ウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドだとそうはいきません。粒子の細かい泡によるシャワーなので、強い水圧を感じることができずに爽快感が少なくなります。
そして、実際には普通のシャワーヘッドより洗浄力があるのに本当にきれいに洗い流せているか不安に感じてしまうこともあります。
通常のシャワーヘッドの場合穴からは直接水が出てくるのに対し、ウルトラファインバブル技術を搭載したシャワーヘッドは穴から細かい空気の泡を含んだミストが出てきます。同じ水量でも、ミスト状になれば従来のような水圧を感じることはできません。
シャワーは強い水圧で浴びたい、水圧を感じないとちゃんと汚れやシャンプー・石鹸などを洗い流せている気がしないという人もいるでしょう。そんな場合、ウルトラファインバブルのシャワーヘッドだと物足りなさを感じてしまうことは少なくありません。
使う時に寒さを感じる
シャワーヘッドから水が出てくる場合は、お湯の温度が一気に下がることは少なくありません。それに対し、ミスト状になった水は直接出てきた水よりも表面積が増えるため、どうしても水温が下がりやすくなってしまいます。
そのため、しっかりとした温度のシャワーにしているつもりでも、浴びる時に寒さを感じてしまうことがあります。
思っていたほど効果を実感できない
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドを購入する人の多くは洗浄力の高さだけでなく、髪の毛がツヤツヤになるとか、ニキビやアトピーが良くなるとか、体臭が良くなるとか、歯が綺麗になるなどの効果も期待している方がほとんどです。
もちろん、これらの効果がないと言いたいのではなくてすぐには効果が出ない場合が多いのです。それでも話題になっていて期待値が高いこともあって、すぐに効果がでないと思ったほどではないなと感じてしまうのです。
ウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドのコスト面でのデメリット
1.値段がシャワーヘッドとしてはかなり高い
ウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドは各メーカーから販売されていますが、総じて通常のシャワーヘッドと比べるとかなり高いと言わざるを得ません。通常のシャワーヘッドがホームセンター等で販売されていますが、安いものだと1000円で高いものでも10000円以内がほとんどです。
ところが、ウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドはそれらのシャワーヘッドと比較すると3~10倍くらいの値段をしていることはザラです。費用対効果を考えればけして高い値段とは言えないのですが、それでも価格だけ比較すると高いのでデメリットと考えられます。
2.塩素除去機能があるものはカードリッジの費用もかかる
ウルトラファインバブルが発生するシャワーヘッドを購入しようかと検討している方なら、塩素を除去してくれる機能があるものが欲しいと思う人が多いはずです。塩素を除去することで髪の毛や肌に対してもさらに優しいアプローチのシャワーを浴びることができます。
ただ、ウルトラファインバブルが発生するシャワーヘッドで塩素除去機能があるものは定期的にカードリッジを交換する必要があります。高価なものではないのですが、毎月交換という場合がほとんどですから長期間使用すればかなりのコストがかかってしまうことになります。
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドは導入した方が良いの?
人によっては、デメリットがあると感じてしまうウルトラファインバブルのシャワーヘッドですが、使い方によってはデメリットを解消できることもあります。
デメリットの解消法
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドのデメリットを解消したい時は、製品選びと使い方にこだわってみると良いでしょう。
水圧が低いシャワーヘッドは物足りないと感じる場合は、水圧を感じやすいシャワーヘッドを選ぶことが有効です。ウルトラファインバブルのシャワーヘッドといっても、製品によって水圧は変わってくることになります。元々水圧がしっかりある製品を選ぶ以外に、必要に応じてストレート水流に切り替えることができる製品を選ぶなどの工夫をしておけば、水圧で悩まされることもないでしょう。
シャワーヘッド交換後に、水圧や温度の問題を解消したい場合は、ヘッドの体の距離を調整してみると良いでしょう。シャワーヘッドを離し過ぎれば、水圧だけでなく水温も下がりやすい状態となります。なるべく体の近くにヘッドを持ってくるように工夫をすれば、水温などの悩みを感じにくくなります。
ただ、ヘッドとの距離が近くなれば、その分ピリピリ感が増す人というのも珍しくありません。肌に不快感を感じる場合も、まずは最適な距離を掴むところから始めてみると良いでしょう。
丁度良い使い方を探しておけば、デメリットを感じることなく快適にウルトラファインバブルのシャワーヘッドを使えるようになるでしょう。
導入をするメリット
人によってはデメリットを感じることもあるウルトラファインバブルのシャワーヘッドですが、実際に利用を始めると皮脂が良く落ちる、刺激が気持ちいいなど様々なメリットがあることで注目を集めています。
ウルトラファインバブルの小さな泡は、毛穴の奥に溜まった皮脂など、落としにくい部分の汚れにも対応できるものです。皮脂が落ちたことによって感じやすいことが、泡立ちの変化です。ウルトラファインバブルのシャワーを浴びた後に、髪の毛や体を洗うと普段よりも泡立ちやすくなるため、より綺麗に洗えていることを実感できるようになるでしょう。
ウルトラファインバブルの泡は毛穴の奥まで綺麗に洗うだけでなく、シワやたるみなどの肌トラブル防止効果も期待できると注目を集めています。美肌を目指す人も、ウルトラファインバブルの活用を考えておくと良いでしょう。
さらに、ウルトラファインバブルの泡はヘッドスパのような心地よさを感じることもあるものです。一日の疲れをしっかり落としたい、シャワーで癒されたい、そんな時もウルトラファインバブル搭載のシャワーヘッドの活用を考えておいて損がありません。
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドは、大掛かりな工事を必要とせず、手軽に導入できるというメリットもあります。海外製など、特殊なシャワーの場合はシャワーホースの交換が必要となることもありますが、一般的な規格であればヘッドを交換するだけで、すぐにウルトラファインバブルの泡を浴びられるようになります。
★まとめ
このようにいくら肌に優しく洗浄力が高いと人気のウルトラファインバブルを発生させるシャワーヘッドとはいえデメリットもあります。でも、肌が乾燥しやすい人なら長時間シャワーをしなかったり洗浄剤で洗うのを極力控えるなどの対策をすれば回避できる問題です。さらにコスト面でのデメリットも、費用対効果を考えればむしろ安いくらいです。
それでもデメリットが気になってウルトラファインバブルのシャワーヘッドの導入に踏み切れないという方は、30日間無料返品ができるメーカーのものを選ぶことをオススメします。30日だけの使用でもウルトラファインバブルのシャワーヘッドが自分に合っているか、ほかにデメリットはあるかがわかります。