シャワーヘッド業界はまさに玉石混淆、種種雑多であり、初見では入門用の1本を決めるだけでも疲労困憊となってしまう状況です。
しかし、このページにたどり着いたあなたはきっとシャワーヘッドの可能性を信じている事でしょう。そう、毎日浴びる水だからこそ、少しの違いが大きな差になる事を。
毎回この導入文になってしまいそうですが、今回はデフォルトで付いているシャワーヘッドから何か別のものを試してみようというタイミング、つまり入門用としておすすめできる1本の使用レビューになります。
紹介するシャワーはSANEIミストトップシャワーヘッド(PS3062-80XA-H45)。Amazonでも購入でき、数千円でミストシャワーを自宅に導入できるという分かり易さがある商品となっています。
では詳しく見ていきましょう。
SANEIミストストップシャワーヘッドPS3062-80XA-H45の商品概要
まずは商品のアウトラインについても軽く触れておきます。
すべて見ていくと長くなってしまうので、もし興味を持たれたらメーカーさんのホームページでも見ていただければと思います。
美肌作りと維持のためのシャワーヘッド
一番に謳われているのは「美肌」のためのシャワーヘッドという事。これはミストモードで洗顔をすることで毛穴やシワに入り込んだ汚れもとっていきましょうという主旨です。
また、強すぎる水圧も美肌作りにはNG。ミストシャワーの水圧は手洗いの刺激の1/2になるように設計されており、いつまでの浴びていたくなる浴び心地です。
モードは2種類
モードはシンプルにミスト水流とノーマル水流の2種類となっています。ミストは24穴のスクリュー構造でミスト水流の微粒子がしっかり汚れを洗い流します。ノーマルモードでは、107穴のノーマル水流で滑らかな肌あたりとなっています。
必要最低限ですが、多くの方に支持されるであろう2つの水流だなと感じました。
ヘッド部分のワンタッチレバーで水流を切り替え可能。手元の止水ボタンと合わせて使いやすさも問題ありません。
日本製らしい高ホスピタリティ
以上でも十分過ぎるコスパですが、あと数点おすすめポイントを。
ひとつは、節水能力。通常のシャワーヘッドの約50%節水ができる設計という事で、年間の節約金額シミュレーションとして約21900円ほど期待できるとされています。
一方、それでも損なわれない浴び心地という点もきっと気に入るポイントになるでしょう。
水流の広がりもSANEIさんが独自にクラス分けしていますが、この商品は「広い」とされています。弱弱しい水流で節水と言われても困るかと思いますが、この点も心配は不要かと思われます。
SANEIミストストップシャワーヘッドを実際に買って使ってみた感想レビュー
結論、おすすめ!って終わっても良いくらいシンプルで潔い、誠実な製品ですが、少々お付き合いください。
到着から設置まで
Amazonで購入したので、通常通り問題なく到着。カラーはグレーを選択。他にもグリーンとピンクがあるようです。
東京都23区内の一般的なファミリー向け賃貸住宅ですが、アダプターなども必要なく、開封から3分で設置完了。
地味ですが、ボディ横にSANEIの刻印があるのは少し嬉しいポイントでした。
あと一応触れておきますが、箱がちゃんとしているのも日本製っぽい点。製品が良ければ箱なんてどうでも良いじゃないかって私も思っていましたけど、無地の段ボールで中に寂しくシャワーヘッドが入っていると少し残念な気持ちにはなりますよね。少し。
水流、水圧、浴び心地は
すでに前段で心の声が漏れてしまっていましたが、シンプルに使いやすくて良いというのがファーストインプレッション。どんな安い賃貸住宅も最初からこのクラスのものは付けておいてくれても良いのになーと感じました。
次に私が気にするのが、ミストが痛くないかという事。そこまで肌に優しさは求めていないのですが、ミストはやっぱり優しくいってほしい。無心で浴び続けられるかどうかはまぁまぁ重要視していますが、本商品は問題なし。
一方、ノーマル水流に求めるのは十分な暖かさと浴び心地です。ミストモードがいくら優れていてもノーマルがダメだと評価できません。ですが、この商品は評価が一番集まる中央値のような水圧でグッド。
シャワーはいかに強い水圧かがすべてであるという男塾のような方にはおすすめしませんが、確実にバスタイムがワンランクあがる1本です。
学生の頃の自分であれば、このSANEIミストストップシャワーヘッドがシャワーヘッド探しの旅の終着駅としていたと思いますが、残念ながら中年となり、社会の荒波に揉まれ、クタクタな日々を送る身分。
究極の1本を探す旅はこれからも続きます。